1  
八王子フェンシングクラブ

1  


■ メンテナンス ■
 
こちらのページでは日頃のメンテナンスを紹介します。




あなたの剣、ブレードテープがこんな状態になっていませんか?
殆どテープが残っていない人もいます。

こんな状態ではランプがまともに点きません。

4〜5回の練習に1回は新しく貼り変えましょう。

フェンシング専門店のブレードテープは軟度、耐久性ともにお勧めです。
どうしても買えない場合は、¥100Shopのカラー布テープでの代用も可能です。

色はお好みで。

ポイントのメンテナンスしてますか?

剣が折れるまで使ってる人が多いのではないでしょうか?
FIE剣が普及して、折れるまでに時間が掛かることが多くなりました。
そうなると、ポイントの方がダメになってきます。

最近パッセしてランプが点かないな〜とか、しっかり突いたハズなのにランプが点かないなんて事はありませんか?

そうなってはもう遅い!
そうなる前にバラしてお掃除しましょう!

まず、ブレードテープを剥がします。
次にポイントボディの小さなネジ2箇所を、ポイントを少し押さえながら外します。
中にバネが入っていますので、飛び出さないように慎重に外しましょう。
また、とても小さなネジなので、落としても見つかるように何かを敷いて作業することをお勧めします。

ネジ2個
スプリング
ポイントヘッド

以上が中身です。

ポイントヘッド、ボディ、スプリングの形状はメーカーにより若干の違いがあります。

他のメーカーの部品と組み合わせる人もいる様です。

矢印はポイントコードと呼ばれるポイント内部の部品で、ポイントヘッドの中からブレードの筋を通ってグリップ部のソケットまでの部品です。これはメンテナンス時は外せません。
ポイントボディの中に綿棒を入れてみました。
また矢印のヘッドも本来は金属の銀である筈が、共に随分と汚れているのが解ります。

アルコールで丁寧に洗うのがお勧めですが、私は車用のブレーキクリーナーを使います。最近は大きなスプレーボトルで格安で購入できます。
スプレーですと、勢いよく洗浄液がでますので、それだけで充分綺麗になります。
エアーガンがあれば、バシュッと吹いてお仕舞いですが、無い方は勢い良く息を吹きかければOKでしょう。

最後にCRC556などの潤滑剤やシリコン液を少しつけ、組み直します。
鉛筆の芯を細かくしたものもお勧めです。

ポイントが押されると電気が通るのではありません。押されない状態で常時電気が流れているので、どこかに故障があると電気が流れなくなり、白ランプが点くワケです。

導通テスト

テスターをお持ちなら、左の画像の様に端子をセットします。

この状態で導通ありが正常。
電気が通らない場合はどこかに故障があります。

導通がありましたら、この状態のままポイントを押してみます。
押すと導通が無くなるのが正常。押しても導通がある場合は故障です。

少し押した感じで導通が無くなるのが良い感じです。
押し切る所で導通が無くなる場合でも正常なのですが、試合では不利になります。

これは私の個人的な調整方法です。

フルーレはポイントの重さ規定が500gです。
押し切るまでが500gではなく、電気的な反応がある直前までの跳ね返りの重さが500gという事です。

画像の様に家庭の計りで調整してみましょう。

この状態でゆっくりとポイントをみながら押し下げていきます。
評判の良いジャーマンポイントですと、750g位からポイントがスムーズに沈みます。

悪いメーカーのポイントは900g位から沈み、スムーズではなくゴリゴリとしたり、変な違和感を感じながら沈みます(ポイントが押されます)。

 

監修;遠藤です。ご不明な点、修正した方が良い点、他アドバイスなどございましたらご一報ください。


カウンター